社員インタビュー

当社の技術が 世界中の産業の根幹を支えている

A.Y

プロセス開発担当

入社のきっかけ

産業の根幹を支える会社で力を発揮したい

情報社会である現在、私たちの身の回りはあらゆる技術が発達しています。その根幹にあるのは「モノ」だと思っています。最近ではVRやAR技術をよく目にしますが、これらにも必ずデバイスが必要で、それにはいろいろな素材が使われていて…モノ作りをするなら材料や物質を学ぶ必要性を強く感じていました。そのため大学では材料工学を専攻し、薄膜材料や成膜プロセスについて学ぶうちに、その奥深さと製品性能に与える影響の大きさに驚かされ、強い興味を抱きました。とくに成膜は目に見えないナノレベルの世界で精密な制御が求められる分野で、最先端のモノづくりを支える重要な技術だと感じました。当社はそうした成膜技術を基盤とした装置を通じて私たちの生活に欠かせない電子機器などの製造を支えており、まさに世界中の産業の根幹を支える存在です。自分が学んできた知識を社会に役立てながら、さらに実践的な技術力を身につけたいという思いから入社を決めました。

業務について

トライ&エラーで、努力が報われた瞬間は本当にうれしい

業務は、磁気ヘッドと磁気センサ向けの国内外のお客様への出荷機対応と、受注獲得に向けたプロセスの開発を主に担当しています。お客様からいただいた膜性能のリクエストにお応えできる装置を作るのですが、思っていた性能がなかなか出ないことがあったり、装置のトラブルなどで計画よりも進捗が悪くなったりすることがあります。性能に関しては、先輩方が残してくれた資料などを読みあさりひたすらチャレンジします。数種類の材料を何層にも重ねるプロセスを行っているので、資料を参考に「ここはどう、あれはどう」と試しながらの、本当に地道な作業でトライ&エラーの連続です。努力の結果、性能が出て問題なく装置が動いたときは本当にうれしいですね。

コアな仕事がしたくて入社しましたが、良い意味でギャップがありました。自分たちが使う材料の設計をしたり、治具を工夫して作ったり…メイン業務を支えるために必要なものを自作するということに、「意外と何でもやるんだ」と最初は驚きました。

大切にしていること

技術的な正確さと成果を意識し信頼を獲得

一つ一つの出荷機対応やプロセス検討が、最終的にはお客様の製品品質や生産性に関わりますので、広い視野で目的を意識した対応を心がけています。また、さまざまな関係者と連携する部分が多いため、相手の立場を念頭に柔軟に動けるよう丁寧で迅速なコミュニケーションを常に大切にしています。技術的な正確さと成果を意識して行動することが信頼につながると考えています。

私が所属するチームは主任と先輩と私の3名体制です。不安なこと、分からないことがあれば先輩方に聞き、アドバイスをもらうと「じゃあこうしてみよう」と前向きになれます。この仕事は、経験や過去の流れを理解した知識がとても大事で、それがあって初めてその先を作ることができるものです。自分の知識もそうですが、会社として培ってきた知識が未来につながっていく、新しいものを生み出す礎になるのだと思います。

今後目指すこと

プロジェクト全体を俯瞰しながら、新たな装置や技術の開発をリードしたい

今後は他の分野への応用にも視野を広げて、より上流のプロセス設計から関与できるエンジニアを目指しています。現在は装置の部分的なところだけを担当していますが、装置とプロセスを一体で捉えた提案力をお客様との商談で高めるとともに、国内外のお客様に対して的確な技術提案ができるように、コミュニケーション力や国際感覚を磨いていきたいです。将来的にはプロジェクト全体を俯瞰しながら新たな装置や技術の開発をリードできるような存在になることが、今の私の目標です。

当社は福利厚生がとても充実していて、最近では男性の育休取得率も高いです。その他にも手厚い制度がたくさんあり現状に不満はありませんが、もっともっと良くなるためにも、社員みんなが言葉にしやすい雰囲気づくりに貢献できればと思っています。

1日のスケジュール

  1. 業務開始

    課内朝会にて、前日の課題進捗とその日の作業内容を共有します

  2. クリーンルームで評価

    前日に成膜したサンプルの測定と、追加の成膜をします

  3. 昼休み

    会社の近くにあるお蕎麦屋さんがおいしくてお気に入りです

  4. クリーンルームで評価

    評価の続きと午前中に測定したデータを解析します

  5. お客様とWeb会議

    海外のお客様との打合せ。納入後の装置のフォローアップを行います

  6. クリーンルームで評価

    その日の測定結果から、フィードバックをかけて夜間に成膜する内容を決定し、スタートします

  7. 業務終了

    その日の業務内容と進捗をまとめ、グループメンバーに共有して帰宅します

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